先の日曜日、第3回岩見沢お散歩撮影会 に参加しました。雨が心配な日でしたが、撮影会の間はたまに軽くパラつくくらいで、なんとか持ってくれました。じっくり歩くと、既に見ていたはずの街並みにも新たな発見が多くあり、とても楽しい一時でした。
撮影会もそろそろ終わりという時間、集合場所に戻ろうかと4条通の歩道を歩いていた所、何の気なしに見た汚水桝のハンドホール蓋に違和感を感じました。
こ、これは……よく見ると、岩見沢市章の外側にある円のような線は、苫小牧市章じゃないですか。(蓋の向きは苫小牧市章に合わせてあります)
上下のトゲや左下の切れ目は、まさに苫小牧市章に一致します。しかし右の切れ目がありません。本物の苫小牧市の仕様はどうなっているのでしょう。幸い、以前苫小牧で撮影した蓋の写真がありました。
ズバリ一致です。苫小牧市仕様でも、市章右側の切れ目はつながっていました。また、「マ」の横線を境に「下」「水」の二文字が図案化されています。
今回の蓋は、この「マ」の横線と「下」「水」を削除し、その中に岩見沢市章を入れたものでした。
この仕様の蓋(以下「苫岩コラボ蓋」と略記)は、ざっと見たところ4条通のごく限られた区画にのみ敷設されていました。
より大きな地図で 苫小牧市章・岩見沢市章混合汚水桝蓋の分布 を表示
地図上の赤いピンが「苫岩コラボ蓋」の位置で、青いピンは参考事例で通常の岩見沢市仕様です。4条通両側の2丁目~4丁目の範囲、特に4丁目の区画に大量に発見しました。
では、なぜこういう事になったのでしょうか。これは想像ですが、この区画の汚水桝設置の時に、たまたま岩見沢市仕様の汚水桝の蓋が足りなくなり、とりあえず苫小牧市の蓋の型枠の紋章座中央部分を岩見沢市章に作り変えて蓋を生産した。しかし周囲の円のような線が市章だと気づかず(あるいは気にせず放置して)残ってしまった。そういうことが起こり得るかどうかは分かりませんが、「汚水桝で苫小牧市と岩見沢市がコラボする」よりはあり得そうな気がします。この辺の事情に詳しい方いらしたら、是非ご教示下さい。
ついでに、苫小牧市仕様だと市章と「汚水桝」という文字の向きが一致していないのが気になります。件の蓋でも岩見沢市章の向きと文字の向きは一致しているのですが、苫小牧市章に合わせると上記写真のように文字がひっくり返ってしまいます。
それにしても、何度も通っている道で蓋も確認していたはずなのですが、まさかの新発見でした。鉄蓋探索・路上観察の奥深さを改めて感じました。
こ、これは……よく見ると、岩見沢市章の外側にある円のような線は、苫小牧市章じゃないですか。(蓋の向きは苫小牧市章に合わせてあります)
市章は、苫小牧をカタカナのトマコマイとし、「ト」と「マ」を周囲にとり、「コマ」は全体を通じて独楽(こま)を図案化し、「ト」の字を「イ」に読ませ、市名に通じさせています。(昭和24年8月22日制定)
(苫小牧市上下水道部 2010 『平成23年度 水道事業概要』より引用)
上下のトゲや左下の切れ目は、まさに苫小牧市章に一致します。しかし右の切れ目がありません。本物の苫小牧市の仕様はどうなっているのでしょう。幸い、以前苫小牧で撮影した蓋の写真がありました。
ズバリ一致です。苫小牧市仕様でも、市章右側の切れ目はつながっていました。また、「マ」の横線を境に「下」「水」の二文字が図案化されています。
今回の蓋は、この「マ」の横線と「下」「水」を削除し、その中に岩見沢市章を入れたものでした。
この仕様の蓋(以下「苫岩コラボ蓋」と略記)は、ざっと見たところ4条通のごく限られた区画にのみ敷設されていました。
より大きな地図で 苫小牧市章・岩見沢市章混合汚水桝蓋の分布 を表示
地図上の赤いピンが「苫岩コラボ蓋」の位置で、青いピンは参考事例で通常の岩見沢市仕様です。4条通両側の2丁目~4丁目の範囲、特に4丁目の区画に大量に発見しました。
では、なぜこういう事になったのでしょうか。これは想像ですが、この区画の汚水桝設置の時に、たまたま岩見沢市仕様の汚水桝の蓋が足りなくなり、とりあえず苫小牧市の蓋の型枠の紋章座中央部分を岩見沢市章に作り変えて蓋を生産した。しかし周囲の円のような線が市章だと気づかず(あるいは気にせず放置して)残ってしまった。そういうことが起こり得るかどうかは分かりませんが、「汚水桝で苫小牧市と岩見沢市がコラボする」よりはあり得そうな気がします。この辺の事情に詳しい方いらしたら、是非ご教示下さい。
ついでに、苫小牧市仕様だと市章と「汚水桝」という文字の向きが一致していないのが気になります。件の蓋でも岩見沢市章の向きと文字の向きは一致しているのですが、苫小牧市章に合わせると上記写真のように文字がひっくり返ってしまいます。
それにしても、何度も通っている道で蓋も確認していたはずなのですが、まさかの新発見でした。鉄蓋探索・路上観察の奥深さを改めて感じました。