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2012年1月8日日曜日

煉瓦建築の装飾の名称

煉瓦造りの倉庫など煉瓦建築が結構好きで、注意して見るのですが、専門的なことに疎くて個々の様式の名称など全然知らずにいました。

これまで、軒の装飾として鋸刃のようにギザギザに小口を出す積み方のことを「蛇腹」だと思っていたのですが、どうやらそれは間違いで、それのことは「雁木」と言うんだそうです。「蛇腹」は軒の迫り出し部分として庇のように少し外側に貼り出した積み方です。

岩見沢市内の倉庫

図示すると、白い四角で囲った部分が「雁木」(dogs-tooth)で、楕円で示した(雁木を含めた)三段の迫り出しがいずれも「蛇腹」(軒蛇腹、コーニスとも)ということになるかと思います。

もう一つ、小口を斜めにしないでそのまま出す形の装飾を何というのか、これは名称が分からず、長いこと気になっていました。これは歯状の装飾と解釈すればよく、名称もデンティル(dentil、dentalとも)というそうです。

三笠幌内炭鉱の施設跡

写真の白い四角で囲った部分が、小口を(2個積み重ねていますが)歯のように出したデンティルです。

<ここから追記:2013/04/08>
デンティルは、木造建築で言うところの「垂木」の名残であると、教えて頂きました。確かにそう見ると腑に落ちます。垂木の意匠化かあ。なるほど。
<ここまで追記:2013/04/08>

こういうのって、何を読んだら効率よく学べるんだろう。ともあれ、一つ新しい知識を得られて嬉しかったのでした(´∀`*)

参考URL:煉瓦造り樋門の装飾

2011年9月1日木曜日

住友奔別炭鉱(立坑、炭鉱文字)

先月の27日、三笠フットパスというイベントに行ってきました。三笠市立博物館の周辺にある炭鉱遺産や地層遺産を歩いて巡るもので、ストーリーの提示されている街歩きです。事前にコース内の見どころをレクチャーしてもらい、また要所ではガイドもしていただきました。自分のペースでのんびり歩けて、楽しく過ごしました。

自分が一番見たかったのは住友奔別炭鉱の立坑です。道内の炭鉱遺産ではかなり有名なものですが、間近で見るとやはり迫力があります。知らないで参加したのですが、この施設はどうやら近々取り壊す予定らしく、殆ど見納めではないかとのことです。ラッキーでした。

 
左の写真は表から。奔別の字が力強い。
右の写真は斜め裏から。屋上にも木が生えています。

で、敷地内のよく分からない施設(倉庫?)に、炭鉱文字を発見しました。


1枚目が建物外観。外から見ても荒れてますが、中はもっと荒れてます。
2枚目は標語らしきもの。かなり癖のある書体です。一般的な炭鉱文字とは言えないかもしれませんが、「心」や「つ」など独特の書体が、意外に視認性を高めています。「事」の略体は定番ですね。
3枚目も標語です。よく見ると最後の行、機電係の「機」「電」が独特の書き方です。
立坑を見に行くつもりが、文字の方に心奪われてしまいましたw

2011年6月26日日曜日

岩見沢第二機関区跡地

もう今は使われていない、JR北海道の岩見沢第二機関区跡地に行ってきました。



表札からして壊れています。でも入り口は閉鎖されておらず、もしかしたら関係者の出入りがあるのかもしれません。



左:格納庫全体
中:格納庫入り口
右:線路側から見た格納庫

錆び錆びの線路や、窓ガラスの割れた建物が、廃墟感を漂わせています。



壺庭がありました。トマソニアンにもお楽しみいただけます。



格納庫の内部にはさすがに入れないのですが、扉に(始めから)開けられていた穴から中を見ることは出来ました。
左と右の写真のそれぞれ壁際に赤い字で何か書いてあるのが見えますが、「感電防止」です。



左:天井からは陽が差し込んでいました。
ここにも赤い字で何か見えますが、はっきりしないながらも「アース棒確認」のように見えます。アース棒ってなんだろう。
右:裏手は、これ以上奥に行くのは控えました。写真にはうつっていませんが、扉にスプレーで落書きされていました。

近年、「産業遺産」あるいは「近代化遺産」が認知されつつあります。岩見沢機関区は東北以北で最大の機関区でした。炭鉱を中心として発達した北海道近代史の生き証人であるこの場所を廃墟のままにしておくのは、とてももったいないなあと思いました。

実はマンホールの鉄蓋も、産業遺産と言っていいんじゃないかと、密かに思っています(´∀`*)