2012年1月2日月曜日

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いいたします。


昨年は色々と活動の幅が広がった一年でした。今年もこの方向を広げていきたいと思います。

追記は、昨年中に読んだ本のまとめです。





2011年の読書メーター
読んだ本の数:118冊
読んだページ数:29643ページ
ナイス:19ナイス
感想・レビュー:114件
月間平均冊数:9.8冊
月間平均ページ:2470ページ

鉄道考古学を歩く JTBキャンブックス鉄道考古学を歩く JTBキャンブックス
明治~昭和の鉄道遺産を、全国に渡って取り上げる。橋梁・隧道などの大きな土木構造物だけでなく跨線橋・火薬庫・古レール・路線跡など多岐に渡る。
読了日:12月31日 著者:浅野 明彦
感染地図―歴史を変えた未知の病原体感染地図―歴史を変えた未知の病原体
ヴィクトリア朝ロンドンで発生したコレラ禍で感染源を突き止めるドキュメンタリー。科学的見知を地図で明確に示した点でも画期的な出来事だった。
読了日:12月30日 著者:スティーヴン・ジョンソン
原始仏教―その思想と生活 (NHKブックス 111)原始仏教―その思想と生活 (NHKブックス 111)
原始(初期)仏教の倫理・思想を釈尊の生涯と合わせて概観する。
読了日:12月28日 著者:中村 元
続・北海道 鉄道跡を紀行する続・北海道 鉄道跡を紀行する
前作に続き道内の廃線・未成線の跡を歩く。道央圏が多いのが個人的に嬉しい。
読了日:12月27日 著者:堀 淳一
論理の方法―社会科学のためのモデル論理の方法―社会科学のためのモデル
社会科学の理論モデルを、噛んで含めるように説明する。マルクス、ロック、ホッブズ、リカード、ケインズ、ヴェーバー、丸山真男、平泉澄。読みやすい。
読了日:12月25日 著者:小室 直樹
東京R計画?RE‐MAPPING TOKYO東京R計画?RE‐MAPPING TOKYO
東京東部地域をアートとデザインを武器に再発見・創造するプロジェクト「CET」のアーカイブ。まちづくり、地図、建築のリノベーション、地域コミュニティとアーティストの信頼関係構築。
読了日:12月20日 著者:CET
札幌の秘境札幌の秘境
都市秘境シリーズ3作目。札幌の街歩き好きにお勧め。この視点は他のマチにも活用出来る。
読了日:12月20日 著者:青木 由直
縁起の思想縁起の思想
初期仏教を中心に、縁・縁起・縁起説を文献学的に論究する。
読了日:12月19日 著者:三枝 充悳
国土を創った土木技術者たち国土を創った土木技術者たち
明治?昭和戦後にかけて活躍した様々な分野の土木技術者史。
読了日:12月14日 著者:
どうぶつ会議 (岩波の子どもの本)どうぶつ会議 (岩波の子どもの本)
道新2011.12.13卓上四季で取り上げられた絵本。
読了日:12月13日 著者:エーリヒ・ケストナー
鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 (平凡社ライブラリー)
大人の真剣な遊びの、進化生物学における極地。どんな顔して書いたんだろうと思うとおかしくなる。
読了日:12月13日 著者:ハラルト シュテュンプケ
廃道本(ブルーガイド・ムック)廃道本(ブルーガイド・ムック)
全国の廃道を実探索。写真が小さいのが残念だか情報量は濃密。巻末が特に参考になる。
読了日:12月11日 著者:平沼 義之,永冨 謙
アルファベットの事典アルファベットの事典
ローマ字アルファベット各文字の起源、古書体、表象など。文字が大好きな人向け。
読了日:12月07日 著者:ローラン プリューゴープト
戦争の世紀―第一次世界大戦と精神の危機 (平凡社新書)戦争の世紀―第一次世界大戦と精神の危機 (平凡社新書)
第一次世界大戦がヨーロッパ知識人たちに与えた思想的影響を探る。
読了日:12月03日 著者:桜井 哲夫
仏教と精神分析 (小学館創造選書 52)仏教と精神分析 (小学館創造選書 52)
共同幻想論と仏教的人間観の討論。前半ふむふむ、後半ハラハラ。
読了日:12月03日 著者:三枝 充悳,岸田 秀
破獄 (新潮文庫)破獄 (新潮文庫)
4度の脱獄を果たした男を切り口に昭和史を描く、実際の出来事を題材にした歴史小説。
読了日:12月01日 著者:吉村 昭
鉄道と近代化 (歴史文化ライブラリー)鉄道と近代化 (歴史文化ライブラリー)
日本の近代化を、鉄道導入による技術?社会?政治の変化から捉える。
読了日:11月30日 著者:原田 勝正
北海道 鉄道跡を紀行する北海道 鉄道跡を紀行する
道床、掘割り、終端標。地図と対照しながら線路跡や駅舎跡などの風景を追体験できる。
読了日:11月29日 著者:堀 淳一
いらっしゃい北の銭湯いらっしゃい北の銭湯
北海道の銭湯紹介のみならず庶民文化の記録として優れている
読了日:11月27日 著者:塚田 敏信
中島公園 (さっぽろ文庫)中島公園 (さっぽろ文庫)
札幌市民の文化・芸術・スポーツの中心地である中島公園へ、多方面からスポットを当てる。
読了日:11月19日 著者:
中島公園百年―さっぽろ歴史散歩中島公園百年―さっぽろ歴史散歩
開拓使期の元右衛門堀から中島遊園地を経て昭和63年ごろの中島公園までを丹念に掘り起こす。
読了日:11月19日 著者:山崎 長吉
仏教 (図解雑学)仏教 (図解雑学)
成り立ちから教義、日本独自の発展まで広く概説した入門書。
読了日:11月18日 著者:広沢 隆之
日本の美術 第544号日本の美術 第544号
読了日:11月15日 著者:
スペイン戦争―ジャック白井と国際旅団 (朝日選書)スペイン戦争―ジャック白井と国際旅団 (朝日選書)
スペイン共和国とフランコ政権との内戦に従軍した義勇兵ジャック?白井に関する詳述
読了日:11月15日 著者:川成 洋
北海道道路53話 (1979年)北海道道路53話 (1979年)
昭和52年頃までの北海道の道路について、歴史だけでなく行政側の施策や技術面にも触れている。現代から見ると内容が古いが、逆に高度成長期までの同時代史と捉えることができる。
読了日:11月14日 著者:
廃線跡の記録 2 (三才ムック vol.369)廃線跡の記録 2 (三才ムック vol.369)
丹念な現地調査と豊富な写真による、まさしく「記録」としての一冊。読み物としても楽しい。
読了日:11月13日 著者:
すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠
デマや疑似科学などをカウンターナレッジ(反知識)として警鐘をならす。インテリジェントデザイン、1421年の中国のアメリカ到達、9.11やエイズウイスルの陰謀など。
読了日:11月11日 著者:ダミアン・トンプソン
ほっかいどうの狛犬ほっかいどうの狛犬
道内に現存する狛犬900対あまりを実地調査した労作。やや筆が滑ることもあるが、貴重な記録であることは間違いない。
読了日:11月10日 著者:丸浦 正弘
橋の文化誌橋の文化誌
古代?現代の様々な国内外の橋について、多くの図版で説きおこす。硬軟両面の記述で楽しめた
読了日:11月09日 著者:三浦 基弘,岡本 義喬
日本の木の橋・石の橋―歴史を語るふるさとの橋日本の木の橋・石の橋―歴史を語るふるさとの橋
国内の木橋・石橋を多数紹介。部材や力学的構造など基本に触れつつも全体としては読みやすい橋ガイドとして書かれている。橋入門に良い。
読了日:10月30日 著者:村瀬 佐太美
北海道 産業遺跡の旅―栄華の残景北海道 産業遺跡の旅―栄華の残景
北海道内に残る産業施設や土木構造物の遺跡・遺構をじっくり歩く。実践的なガイド。明日にでも現地に行きたくなる(訪問は自己責任で!)。誰か一緒にいこうよ。
読了日:10月26日 著者:堀 淳一
幌内鉄道史―義経号と弁慶号幌内鉄道史―義経号と弁慶号
北海道で最初の鉄道である幌内鉄道を、特に義経号・弁慶号の視点を中心に概述する。一次資料にもよく目配りしている。
読了日:10月24日 著者:近藤 喜代太郎
ミレニアムの歴史―ヨーロッパにおける終末のイメージミレニアムの歴史―ヨーロッパにおける終末のイメージ
“世紀末”がいかにして“終末”となったか。現代にも息づくキリスト教的終末観を詳述する。
読了日:10月21日 著者:J.P. クレベール
てりむくり―日本建築の曲線 (中公新書)てりむくり―日本建築の曲線 (中公新書)
唐破風に見られる「照り・起り」の由来と意味を読み解く。
読了日:10月02日 著者:立岩 二郎
札幌と水 (1983年) (さっぽろ文庫〈24〉)札幌と水 (1983年) (さっぽろ文庫〈24〉)
開拓以後の札幌の水環境。地下水(井戸)、河川、上下水道史の概説。若干内容が古いがこのテーマでまとまったものとしては貴重。
読了日:09月21日 著者:札幌市教育委員会
マンホールの蓋 ヨーロッパ篇マンホールの蓋 ヨーロッパ篇
欧州各地の蓋。日本の古い蓋のルーツもうかがえ、日本のマンホール蓋専門で外国の蓋は興味ないという方でも得られるものが多い。
読了日:09月18日 著者:林 丈二
そらち炭鉱遺産散歩そらち炭鉱遺産散歩
空知地域の炭鉱遺産総覧に近いガイドブック。カラー写真が豊富。
読了日:09月15日 著者:
読書の歴史―あるいは読者の歴史 (叢書Laurus)読書の歴史―あるいは読者の歴史 (叢書Laurus)
読書という行為と、その行為主体である読者。普段意識して考えない行為や行為者にも、深い歴史がある。
読了日:09月13日 著者:アルベルト マングェル
沈没船が教える世界史 (メディアファクトリー新書)沈没船が教える世界史 (メディアファクトリー新書)
水中考古学の“さわり”を書いた新書。中学生・高校生には良いかも。
読了日:09月04日 著者:ランドール・ササキ
インド史への招待 (歴史文化ライブラリー)インド史への招待 (歴史文化ライブラリー)
インド通史。著者がインド現代史専門のためか、近現代に重点が置かれているように思えた。
読了日:08月28日 著者:中村 平治
猫の大虐殺 (岩波現代文庫)猫の大虐殺 (岩波現代文庫)
民話、労働者の回顧録、作家の身上調査書、ルソーの読者を手がかりに読み解く18世紀フランスの人々の社会史。
読了日:08月26日 著者:ロバート ダーントン
キーワードでたどるキリスト教の歴史キーワードでたどるキリスト教の歴史
揺籃期から現代まで、様々な関連キーワードを手がかりにキリスト教史を概説する。平易で読みやすい。
読了日:08月24日 著者:林 信孝
狛犬かがみ―A Complete Guide to Komainu (Japanesque)狛犬かがみ―A Complete Guide to Komainu (Japanesque)
日英併記、オールカラーでコンパクトかつ体系的な参道狛犬ガイド。一歩引いた視点が優しい。
読了日:08月22日 著者:たくき よしみつ
北海道裏観光ガイド 3冊セット北海道裏観光ガイド 3冊セット
廃墟・珍物件・秘湯など、たどり着くことさえ難しいディープな北海道ガイド本。作り手の楽しさがフルに凝縮されている。
読了日:08月21日 著者:
日本全国 獅子・狛犬ものがたり日本全国 獅子・狛犬ものがたり
狛犬に関する平易な概説書。神社の狛犬が気になり始めた人(←自分)への入門に良さそう。
読了日:08月19日 著者:上杉 千郷
日本人と「日本病」について (岸田秀コレクション)日本人と「日本病」について (岸田秀コレクション)
「する」西洋、「なる」日本。神が作る秩序の西洋、自然に秩序ができる日本。対比の是非はともかく視点は参考にしたい。
読了日:08月18日 著者:岸田 秀,山本 七平
日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)日本の近代建築〈下 大正・昭和篇〉 (岩波新書)
アールヌーヴォー、アメリカ派歴史主義、社会政策派、モダニズム。今和次郎のバラック装飾社にも言及。
読了日:08月16日 著者:藤森 照信
マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書)
ヴェーバーの難しさ、深さ、そして怖さへのイントロダクション。ヴェーバーの著作を幾つか経験してから再読したい。
読了日:08月12日 著者:山之内 靖
マヤ文字解読マヤ文字解読
読了日:08月10日 著者:マイケル・D. コウ
トンデモ偽史の世界トンデモ偽史の世界
代表的な偽史の検証。ユダヤ人陰謀論やピルトダウン人、古朝鮮、フォルモサといった海外の話題だけでなく、前期旧石器捏造事件や四国剣山の聖櫃など国内ネタも。
読了日:08月09日 著者:原田 実
原始仏教入門―釈尊の生涯と思想から原始仏教入門―釈尊の生涯と思想から
南伝大蔵経を手がかりに、ブッダの生涯を通して原始仏教を概説する。
読了日:08月04日 著者:水野 弘元
知的生産の技術 (岩波新書)知的生産の技術 (岩波新書)
情報整理・活用の古典的名著。現代でも殆どすべての内容が生きている。
読了日:08月02日 著者:梅棹 忠夫
日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書)日本の近代建築〈上 幕末・明治篇〉 (岩波新書)
維新期~明治期まで、お雇い外国人による近代西洋建築の導入から日本人建築家の登場まで
読了日:08月02日 著者:藤森 照信
カラー版 近代化遺産を歩く (中公新書)カラー版 近代化遺産を歩く (中公新書)
カラー写真をふんだんに使った、明治~昭和初期の建築・土木など26の分野にまたがる近代化遺産ガイド。
読了日:07月26日 著者:増田 彰久
完本・建築探偵日記完本・建築探偵日記
東京都内の明治~昭和初期にかけての近代建築ガイド。本書に収録されているが今では取り壊されている建物も。
読了日:07月24日 著者:藤森 照信
ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)
キリスト教に対する素朴な疑問とその回答、という構成の対談集。「素朴で根源的な問い」それ自体の参考にもいいかも。
読了日:07月24日 著者:橋爪 大三郎,大澤 真幸
路上観察学入門路上観察学入門
タイトル通り。路上観察に興味をもつ人は必読。
読了日:07月18日 著者:
北の建物散歩北の建物散歩
建築史家が札幌及び近郊の近代建築を写真つきで紹介する。専門家の目線がわかる。
読了日:07月17日 著者:
看板建築看板建築
大正期の震災後に芽吹いた「看板建築」なるものの、今や希少となってしまった記録。
読了日:07月11日 著者:藤森 照信,増田 彰久
人はなぜ歴史を偽造するのか人はなぜ歴史を偽造するのか
南北朝正閏論を中心として、偽史成立の過程を描く。
読了日:07月09日 著者:長山 靖生
日本れんが紀行―煉瓦組みの面白さに魅せられて日本れんが紀行―煉瓦組みの面白さに魅せられて
煉瓦建築の鑑賞・研究の必読書だと思う。と同時に、好奇心と熱意があれば誰でも研究は可能で結果も出せると勇気づけられる。
読了日:07月05日 著者:喜田 信代
日本の近代化遺産―新しい文化財と地域の活性化 (岩波新書)日本の近代化遺産―新しい文化財と地域の活性化 (岩波新書)
日本各地の土木遺産を、土木史家の視点から紹介する。遺産として評価すべきポイント(見所)が分かりやすく書かれている。
読了日:07月03日 著者:伊東 孝
路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」路上の国柄―ゆらぐ「官尊民卑」
「『お役所仕事の可視化』としての看板」というせっかくの面白いモノが、著者の不平不満の対象にしかなっていない。
読了日:07月02日 著者:藤田 弘夫
環境ノイズを読み、風景をつくる。 (建築文化シナジー)環境ノイズを読み、風景をつくる。 (建築文化シナジー)
過去と現在、自然と人工。都市を見る新たな視点。路上観察を超えた都市観察の手法。
読了日:07月01日 著者:宮本 佳明
振仮名の歴史 (集英社新書)振仮名の歴史 (集英社新書)
日本書紀から現代まで、単に「読み」を示すだけにとどまらない振仮名の役割。
読了日:07月01日 著者:今野 真二
日本のロゴ 2日本のロゴ 2
『日本のロゴ』の続巻。分野別の収録や企業以外のシンボルマークも多く掲載。
読了日:06月29日 著者:
日本のロゴ―企業・美術館・博物館・老舗…シンボルマークとしての由来と変遷日本のロゴ―企業・美術館・博物館・老舗…シンボルマークとしての由来と変遷
企業のロゴタイプ・シンボルマーク集。現代のものを知るには良いが歴史的な由来はごく一部のみ。
読了日:06月29日 著者:
日本の漢字 (岩波新書)日本の漢字 (岩波新書)
現代の日常生活に立脚した、異体字や文字の表記をめぐる緒論。
読了日:06月26日 著者:笹原 宏之
漢字百珍―日本の異体字入門漢字百珍―日本の異体字入門
事例を上げて異体字を根源から丁寧に説き起こす。漢字・異体字に興味のある人は読んだほうがいい。
読了日:06月24日 著者:杉本 つとむ
路上の芸術―マンホールの考察、およびその蓋の鑑賞路上の芸術―マンホールの考察、およびその蓋の鑑賞
蓋の話は3~4割。残りは内外の下水道史・トイレ史で、それも面白いし意図も分かるが、題名と内容が合っていないのが残念。
読了日:06月22日 著者:垣下 嘉徳
日本の上水日本の上水
江戸を中心とした近世の上水道史。地方都市にも細かく言及。
読了日:06月20日 著者:堀越 正雄
水道の思想―都市と水の文化誌 (中公新書)水道の思想―都市と水の文化誌 (中公新書)
設計・運用思想を通した日欧の上水道史比較。
読了日:06月14日 著者:鯖田 豊之
マンホールのふた―写真集 (日本篇)マンホールのふた―写真集 (日本篇)
マンホールの蓋を愛でるための入門書。路上の芸術に心を奪われる。
読了日:06月11日 著者:林 丈二
日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか
宗教とはいったい何か。宗教を分かっていない日本人の蒙をひらき、各宗教の根本を問い直す。
読了日:06月10日 著者:小室 直樹
アイヌ民族史の研究―蝦夷・アイヌ観の歴史的変遷アイヌ民族史の研究―蝦夷・アイヌ観の歴史的変遷
エゾ・エミシ・エビス・そしてアイヌ。古代から現代までの蝦夷観・アイヌ観を追う、重厚な研究書。
読了日:06月04日 著者:児島 恭子
北海道の宗教と信仰北海道の宗教と信仰
中世~現代の北海道宗教史を文化史的視点からコンパクトにまとめる。もちろん、和人だけでなくアイヌにも目配りしている。
読了日:05月29日 著者:佐々木 馨
開拓使と北海道開拓使と北海道
創設期(明治2~3年)の北海道・樺太開拓使に関する論考。
読了日:05月28日 著者:榎本 洋介
ナショナリズム論・入門 (有斐閣アルマ)ナショナリズム論・入門 (有斐閣アルマ)
ナショナリズム研究史・理論・現状分析・今後の展望を概括した入門書。
読了日:05月25日 著者:
西域記―玄奘三蔵の旅 (地球人ライブラリー)西域記―玄奘三蔵の旅 (地球人ライブラリー)
前半は玄奘『大唐西域記』の成立と、現代に伝わる版本に関する大胆な仮説。広範は『大唐西域記』の抄訳。
読了日:05月21日 著者:玄奘,桑山 正進,中野 美代子
古地図からみた古代日本―土地制度と景観 (中公新書)古地図からみた古代日本―土地制度と景観 (中公新書)
歴史地理学。古代(8世紀ごろ)の日本の荘園図・田図などを元に土地制度と景観を読み解く。
読了日:05月20日 著者:金田 章裕
世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)世界がわかる宗教社会学入門 (ちくま文庫)
コンパクトに纏まった入門書。「既に知っていることのおさらい」にも良い。ユダヤ教・キリスト教・宗教改革・イスラム教・初期仏教・大乗仏教・日本と中国の仏教・儒教・尊皇攘夷。
読了日:05月17日 著者:橋爪 大三郎
「国語」の近代史―帝国日本と国語学者たち (中公新書)「国語」の近代史―帝国日本と国語学者たち (中公新書)
刺激的な「国語」史。そのまま日本近代史の一側面でもある。好著。
読了日:05月15日 著者:安田 敏朗
広告論講義広告論講義
20世紀の10点の広告を通して、広告論と文化史を語る。非常に読みやすい。
読了日:05月05日 著者:天野 祐吉
広告世相史―コピーの原点をさぐる (中公新書 (759))広告世相史―コピーの原点をさぐる (中公新書 (759))
明治期を中心とした日本の広告文化史。広告業界の成立から発展。
読了日:04月29日 著者:今野 信雄
漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)
中国の字書編纂の過程を切り口とした漢字史。漢字は形・音・義(意味)の三要素からなる。
読了日:04月25日 著者:大島 正二
歴史的仮名遣い―その成立と特徴 (中公新書)歴史的仮名遣い―その成立と特徴 (中公新書)
歴史的仮名遣いを、その発生から変容、明治期の完成まで辿る。巻末に歴史的仮名遣いの概要がまとめてある。
読了日:04月24日 著者:築島 裕
看板 (ものと人間の文化史)看板 (ものと人間の文化史)
看板を通して、近世日本の都市・町人の民俗を解説する。
読了日:04月21日 著者:岩井 宏實
日本妖怪異聞録 (小学館ライブラリー)日本妖怪異聞録 (小学館ライブラリー)
妖怪学の第一人者による、中世日本でメジャーだった妖怪の評伝。読みやすい。
読了日:04月18日 著者:小松 和彦
寺子屋式 古文書手習い寺子屋式 古文書手習い
あくまでも入門書。丁寧な作りで入門時には良いが、この本だけでは古文書解読の勉強は進まない。
読了日:04月13日 著者:吉田 豊
日本語の歴史〈6〉新しい国語への歩み (平凡社ライブラリー)日本語の歴史〈6〉新しい国語への歩み (平凡社ライブラリー)
明治期の近代化・国民国家化にあわせて形成された「国語」としての日本語の形成過程。文章が言い訳がましいと感じた。
読了日:04月05日 著者:
経度への挑戦 (角川文庫)経度への挑戦 (角川文庫)
経度を正確に測量することに関する歴史。実質的には天測と時計(クロノメーター)の発展史。
読了日:03月26日 著者:デーヴァ・ソベル
劍岳,点の記 (文春文庫 に 1-23)劍岳,点の記 (文春文庫 に 1-23)
陸地測量部による立山・劔岳測量をテーマとした歴史小説。生真面目な描写が心地良い。
読了日:03月24日 著者:新田 次郎
キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)キリスト教の歴史 (講談社学術文庫)
思想面をから見たキリスト教史。まとまっていて分かりやすい。
読了日:03月23日 著者:小田垣 雅也
マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書)マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書)
娼婦にして聖女。つくられたマグダラのマリアのイメージを詳細に検証する。
読了日:03月16日 著者:岡田 温司
レトリック感覚 (講談社学術文庫)レトリック感覚 (講談社学術文庫)
レトリックの入門。言葉を意識して使う人は、是非読むべき。
読了日:03月09日 著者:佐藤 信夫
ルネサンスの歴史 (下) (中公文庫)ルネサンスの歴史 (下) (中公文庫)
イタリア・ルネサンス史。下巻はサヴォナローラの火刑からブルーノの火刑まで。ルネサンス概括書として、上巻と併せてお勧め。
読了日:03月06日 著者:I.モンタネッリ,R.ジェルヴァーゾ
書評で読む歴史学書評で読む歴史学
歴史に関する書評110編。1993年~2004年に発表された書評を収録。
読了日:02月19日 著者:今谷 明
水中考古学への招待―海底からのメッセージ水中考古学への招待―海底からのメッセージ
沈没船や水没した遺跡を発掘・調査する水中考古学。平易な語り口で分かりやすく水中の発掘調査を紹介する。
読了日:02月18日 著者:井上 たかひこ
ルネサンスの歴史 (上) (中公文庫)ルネサンスの歴史 (上) (中公文庫)
列伝体(人物中心の叙述)によるルネサンス通史。上巻は新大陸発見(1492)まで。
読了日:02月18日 著者:I.モンタネッリ,R.ジェルヴァーゾ
オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険オオカミ少女はいなかった 心理学の神話をめぐる冒険
心理学における幾つかの「神話」に関する懐疑主義からの批判書。
読了日:02月18日 著者:鈴木 光太郎
トラファルガル海戦物語〈下〉トラファルガル海戦物語〈下〉
上巻に続き、戦闘の終了からその後の処理など。上巻から一気に読むべき。
読了日:02月10日 著者:ロイ アドキンズ
トラファルガル海戦物語〈上〉トラファルガル海戦物語〈上〉
最後の木造戦艦による大海戦。描写は圧巻。上巻は勝敗が大勢を決したあたりまで。
読了日:02月10日 著者:ロイ アドキンズ
ぼくたちが聖書について知りたかったことぼくたちが聖書について知りたかったこと
作家と聖書学者の対談。聖書(特に旧約)とその背景を平易な言葉で解説する好著。
読了日:01月31日 著者:池澤 夏樹
中世的世界とは何だろうか (朝日選書)中世的世界とは何だろうか (朝日選書)
「週刊朝日百科 日本の歴史」の記事を収録。網野史学の入門に良いかも。一部の内容は若干古い(著者もあとがきで修正している)。
読了日:01月26日 著者:網野 善彦
イスパノアメリカの征服 (文庫クセジュ (665))イスパノアメリカの征服 (文庫クセジュ (665))
スペインによる中南米征服活動の概説書。読みやすくまとまっている。
読了日:01月25日 著者:マリアンヌ・マン=ロ
フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))
フィレンツェでルネサンスが萌芽した背景と初期ルネサンスの代表的人物を描く。
読了日:01月22日 著者:高階 秀爾
世界がわかる宗教社会学入門世界がわかる宗教社会学入門
学生向けに現代風のカタカナ言葉も使って各宗教の概要を説明する。肩のこらない読み物。
読了日:01月20日 著者:橋爪 大三郎
マインドマップ読書術マインドマップ読書術
前半は速読について、後半はマインドマップを使った本の読み方。
読了日:01月17日 著者:トニー・ブザン
ザ・マインドマップザ・マインドマップ
マインドマップ開発者による体系的な入門書。
読了日:01月12日 著者:トニー・ブザン,バリー・ブザン
旅と病の三千年史―旅行医学から見た世界地図 (文春新書)旅と病の三千年史―旅行医学から見た世界地図 (文春新書)
充実した旅に重要な要素でありながら、我々日本人にはあまり馴染みのない旅行医学の歴史と現状について。
読了日:01月12日 著者:浜田 篤郎
神の発明 カイエ・ソバージュ〈4〉 (講談社選書メチエ)神の発明 カイエ・ソバージュ〈4〉 (講談社選書メチエ)
神はいかにして発明されたか。講義録を元にまとめられており、分かりやすい。
読了日:01月11日 著者:中沢 新一
羅針盤の謎―世界を変えた偉大な発明とその壮大な歴史羅針盤の謎―世界を変えた偉大な発明とその壮大な歴史
世界三大発明の一つである羅針盤についての歴史概説。すぐに読み終わる。
読了日:01月10日 著者:アミール・D. アクゼル
プラトンの哲学 (岩波新書)プラトンの哲学 (岩波新書)
プラトン入門。分かりやすい。
読了日:01月09日 著者:藤沢 令夫
オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」 (講談社現代新書)オスマン帝国 イスラム世界の「柔らかい専制」 (講談社現代新書)
オスマン・トルコ帝国の概説書。入門に良い。成立からレパントの海戦までの前期オスマンを扱う。
読了日:01月06日 著者:鈴木 董

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