2011年11月6日日曜日

OYOYOてくてく北大散策

先日、マンホールなどの鉄蓋に関するお話をさせていただいた御縁で、札幌OYOYOの写真部主催のてくてく街歩きツアーが今回は北海道大学の構内散策ということで混ぜていただいてきました。

広大なキャンパスと札幌都心部にありながら豊かな自然で、半ば観光地的な面もある北大ですが、今回は現役北大生のガイドを受けながら、北18条のモデルバーンあたりから入りました。モデルバーンは一応一般開放している観光地ですが、そこからさらに北上して学内でも「その学部・研究科の人以外はまず訪れない」という辺境wを徘徊し、裏道を潜りぬけ、結局博物館より南側は殆ど見ないという、散策というよりは探検に近いワイルドなものでした。









左上:工学部。紅葉もきれいだけど、鉄筋むき出しの壁面がポイント。建物の一部を取り壊し、面倒なのでそのままにしているのでしょう。
右上:イチョウ並木。自転車で通り抜けたい。
左下:モデルバーン内。
右下:医学部か看護学部か歯学部か、その辺りの敷地内の煙突。何の施設なのか。

あいにくの雨模様でしたが、それでも紅葉が見事でした。北大はどういうわけか壁に蔦が這っている場所がとても多いのが印象的でした。

もちろん私のことですから、マンホールの蓋や、よく分からない珍妙なものも撮って来ました。




左上は、放射線使用施設の表示ですが、立入禁止のわりにはあまりに柵が杜撰でした。杜撰と見せかけて赤外線による探知装置とか配備してたらカッコイイ。
右上は工学部の建物らしいですが、壁面から出ている突起物が意味不明。別の建物と接続する予定だったのか、実は無意味なのか。あと「壁打ち禁止」の表示がおかしみを誘います。野球・テニス・サッカーなど、確かに壁打ちやりたくなるねw 壁打ちされると実験の測定の際に振動を拾うので迷惑だからではないか、というのが北大生の見解でした。
左下はいわゆる外蛇口で、研究用家屋の外にあったのですが、あまりに丈が低く普通に落ち葉に埋もれそうでした。
右下の北大マンホール蓋は、以前紹介した札幌市型模様だけでなく、上に挙げた長谷川鋳鋼所製の蓋や、田中鋳工所のテトラポット模様、また亀甲模様のものもありました。北大、鉄蓋的にも奥が深いわー。

一日歩いて足が棒になりましたが、それだけの価値がある一日でした。参加させていただき、どうもありがとうございました。また探検したい。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。いいですね、北大。大好きです。医学部付近の長い煙突、もしかしたら実験動物などを焼く炉なのではないですか?私の母校は旭川医大ですが学内に同じような煙突がありますので。北大構内に無数にあるつたもとても好きです。時間があればぶらぶら探検したいけど、なかなかないのよね~。

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  2. いつも見ています。ころ助なりです。久々のコメントです。
    興味津々の姿勢に増々磨きがかかっているようで刺激も受けますし応援しますよ。
    コメントは「意味不明」についてです。何故、意味不明の状態が起きているのかの考察です。
    当事者がいて、非当事者がいて生まれることが多い「意味不明」。
    ひとつには、当事者の意図が伝えきれていない、もうひとつは当事者の意図が達成されていない場合、つまり中途半端で、意図を達成できていない、もっと言えば諦めて放りだしている状態だと「意味不明」が、不思議と思う要素が発生する。
    不思議と思う事を当事者に確認しパズルを解く、そんなヤナポンさんには刺激を受けているおいらです。
    記事の中の突起物ですが、おいらなりの解釈をしてみます。
    将来に向けての意味があるのか?とのヤナポンさんの考察に賛成です。
    どんな将来なのかということですが、あの建物は将来がある、(あったはず)と思います。
    予算等の制約で、完成図面があるはずなのに例えば2/3だけしか造れなかった。でも、当事者としては必要な時期がきたら1/3を造る、その時のために構造部分である基礎や梁は困らないように造っておく。
    「どうせ、すぐ見えなくなるんだからまーいいや」(そう思ったかどうかは別として)
    そうして、現状のまま放置。
    これが、当事者が『これがデザイン、意匠だ!』だったらもう尊敬しちゃいます。
    おいらの経験からは、中途半端の結果と解釈しますが、ヤナポンさんの解釈はいかに?
     探究心は、無くしては駄目と再認識させられます。勉強になります、ありがとうございます。

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