2010年12月8日水曜日

今日の読書『宗教改革の思想』

『宗教改革の思想」第7章~第9章。

■予定説:

  • ルター:神の恵み深さは神がそのような特権に対して相応しくない罪人である人間を義とされた事実にある (義認)
  • カルヴァン:神の恵み深さは人間をその功績に関わりなく救う決定にある
  • ツヴィングリ:ある個人が救われるか、あるいは呪われるかは完全に神の問題であり、神は自由に永遠から決定されている
■聖書に戻るということ:
人文主義では「源泉に戻る(ad fontes)」必要性を強調。ヘブライ語・ギリシア語の原典に立ち返る。

  • 急進的宗教改革:完全に聖書のみ
  • 行政的宗教改革:確かなテキストの聖書に沿う限りは伝統も許容
  • トレント公会議(=ローマ・カトリック):聖書と伝統の2源泉説
■サクラメント(秘蹟)
宗教改革派は、サクラメントには神の言葉と外的なサクラメント的しるしが必要→洗礼・聖餐の2つのみ認める
聖体拝領におけるキリストの現存:キリスト〈である〉(ルター)/キリスト〈を意味する〉(ツウィングリ)

読み続けるには内容が重たい本だから、いったん脇に置いて気分転換に別のを読もうそうしよう。

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