2011年4月7日木曜日

崩し字のリハビリ

現役のころは多少読めていた崩し字も、ちょっと離れているとあっという間に読めなくなってしまいました。こういうのは毎日やらないとすぐ能力が落ちてしまうので、時々リハビリしないと、と思って教材を探してみました。

実際のところ、現役のときは明治の崩し字を読んでいたので、江戸時代までのものはあまり慣れてないのです。というわけで、国立公文書館のデジタルライブラリーから適当に探してきたのが『御軍艦所之留』。江戸末期の海軍奉行関連の簿冊のようです。試しに、一件目の本文の冒頭三行を抜き出してみました。



いやはや、辞書がないと半分も読めないw 1時間くらいかかって、ようやく三行目の冒頭まで読むとこんな感じ。

翔鶴丸御舩御損所出来ニ付当■横濱
表江仏蘭西國持渡之舩修復道具も
有之候趣ニ付■々彼地江被越度ニ付損

■は分からなかった。あと翔鶴丸もちょっと怪しいけど、実際に同名の船が当時あったらしいので一応こう読んだ。とりあえず船の修理に関する文書だということは分かりました。
どなたか正しい読みを教えていただければありがたいです。

でも、この文字は綺麗な崩しで読みやすいです。こういうのをもう少しスムーズに読めるようになりたいものです。

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